アメリカと薬物、そして養子縁組
アメリカでのマリファナや麻薬などを常用している人、もしくは過去に利用したことがある人は珍しくありません。
あのオバマ大統領でさえ、学生時代にマリファナを吸ったことを認めているくらいです。
たしか、クリントン前大統領もそうだったはずです。
日本であれば、総理大臣が過去にマリファナを吸っていたなどという事実があれば、即辞任に追い込まれることでしょう。
私の友人の両親で養子をもらった人がいます。
御主人がもと弁護士で夫婦ともに60歳近い方です。
子供はまだ5,6歳の白人の女の子。
その友人のお兄さんの結婚式に参加した日に、その女の子も出席していました。
時々ヒステリックに大声で泣き叫ぶ彼女を、両親は叱ろうとしません。
「ちょっと、甘やかしすぎかな」
と感じていた私に、友人が説明してくれました。
養子になった女の子の本当の母親は、薬物中毒の状態で彼女を出産し、その後育児能力がなしと判断されたというのです。
つまり、養子になったその女の子本人も薬物中毒の状態で生まれ、その影響で情緒不安定な状態が続いているというのです。
彼女は生まれた時、正確にはお母さんのお腹の中にいる時から薬中患者となり、生後も自分の感情をコントロールすることが困難な状態になったらしいのです。
泣き叫んだ時に普通の子供みたいに叱ったりしてはいけない、という病院の指導に従った育児を行っているらしいのです。
アメリカでは驚くほどの養子縁組があり、その多くの子供がこの子と同じような、親の薬物中毒による育児放棄が関係しているといいます。
日本に暮らしていて、そのような家族に出会うことはめったにありません。 しかし、アメリカ人のその友達の親は実際に養子にしており、彼女の話では、知人のお中に同じように養子にしている人を何人か知っているといいます。
離婚しましたが、トムクルーズとにコールキッドマンも養子をもらっていましたね。
その他にも、養子をもらっているハリウッドスターは数多くいます。
それがアメリカ社会の一面です。