英単語の覚え方

英単語の覚え方

英単語の覚え方は人により違って当然だと思う。 TOEICで990点満点を24回以上も記録している(現在は記録を更新しているかもしれない)イングリッシュ・モンスターの最強英語術 の菊地氏は1日に100個覚えていったそうだ。

菊地氏の著書には次のように記してある。 <1日に10個の英単語を完璧に覚えようとするわけではなく、不完全でもいいから1日100個の英単語を覚えようと努力してきた。そして不完全なわけだから100個の中の99個は忘れてもいい。

そういう気持ちを持つことが大切だ>イングリッシュ・モンスターの最強英語術 集英社 より

とはいえ、これは数年間もアパートに引きこもって英語を勉強していた著者だからこそできるのであり、会社勤めの人には時間的に無理がある。

私は自分が勉強する場合もレッスンの中で生徒さんに教える場合も同じ手法を用いている。 それは、100から200の英単語で構成されているストーリーを利用することだ。

私が個人的に利用しているのは旺文社から出版されている「英検1級 文で覚える単熟語」である。普通の速さで読んで2分から3分くらいの英文が70以上もある。 テーマは歴史から経済、科学、環境、医学等、他にも日常ではあまり話さない内容のものばかりである。

私は、これらの文を繰り返し音読する。 その後できるだけその中の知らない単語を使って私の英語講師と議論を交わす。英語を教える立場上、常に自分の英語力を上げることも仕事の一つであると考えている。 この方法だと単語のみならず、トピックスの内容まで覚えられ、しかもそれを題材にして英語で会話までできるので最短で目的を達成することができる。

生徒さんには日本の文化や習慣、または異文化を簡単な英語で書いてある教材を利用する。 英単語は使わなければ忘れてしまう。 英単語は使いながら覚えるのが一番効率よく、しかもストレスにならない。 これはあくまでも私個人の見解であり、英単語の覚え方は人それぞれである。

とはいえ、私が教えている生徒さんは、皆この方法で楽しみながら英単語力を確実に増やしている。 やはり、使いながら覚えられ、それらのテーマについて何度となく話してゆくうちに知識も増えるので楽しいらしい。しかも、日本の文化や習慣に関して英語で話せるようになれば、はやく外国人の人と話をしたい、という気持ちにもなるであろう。

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